「カラオケのお店って、独特なにおいするよね、低俗なにおいっていうかさぁ」
10年位前、友人と夜ご飯を食べに行くのにカラオケ店の前を横切ったとき、そんな会話をしたことがあります。タバコのにおいに、得体のしれない何か不快なものがまとわりついて離れない、地縛霊みたいなにおい。
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いつかの「アルコ&ピースのDCガレージ」というTBS系列のラジオ番組の中でカラオケ店のにおいについて話題になり、
アルピーが「こぼした酒とヤニのにおい」からの「始発待ちのにおい」と表現していて、詩人だなあと思いました。
だって「始発待ちのにおい」ですよ。なんか俵万智さんの歌に出てきそうじゃないですか。「始発待ちのflavor」ならもはや宇多田ヒカルじゃん。
アルピーってテレビとかコントとか見ていて正直、「そうでもないんだよなぁ」なんて思いがちですが、彼らの真の実力を発揮するのはラジオです。あと勇者ああああ。
ワードセンスが随所に光るアルピーのラジオの面白さを誰かと共有したいなぁと思っていたところ、ブロ友(と勝手に思っている)で札幌の銭湯ブロガー・おふろニスタさんも聴いているらしく、大変な親近感を抱きました。
だってこのラジオ、radikoプレミアム会員か違法アップロードでしか聴けないんですよ。こんなニッチなところで2人も聴いているんだから、どうかHBCラジオで放送してほしい。
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HARUMAKI GALAXY
北24条駅から徒歩1分、2021年12月オープンした北海道初の春巻き専門店。
いや春巻き専門店て…ニッチすぎやしないかい。
だけど春巻きって、手作りするとめちゃくちゃ面倒で、
①具材を炒めて冷ます
②春巻きの皮で包む
③油で揚げる
という一つ一つの工程に手間と時間がかかるわりに出来上がるおかずは春巻き一品のみで、なんなら正直ごはんが進むおかずかと言われるとそうでもないという、超絶コスパの悪いおかずなのです。
かといってお惣菜として買うと冷めてペチャっとしていてあまり美味しくない…
そんな春巻きを揚げたてで食べられるお店って実は貴重なのでは…と思い直した次第です。
注文は入店してすぐ横に置いてあるタッチパネルの機械を操作します。電子マネーでお金を払って、出てきた食券をカウンターに置こうとしたら、もうさっき頼んだ春巻きが出来上がっているという牛丼屋並みのスピード感。しかも揚げたて。
端末で商品を確定したらその情報がキッチンにいくようになっているんですよねきっと…オバサンもうそろそろついていけなくなりそう。
ワンハンドで食べられる個包装。晩ごはん用に買ったので袋から出して皿に盛り付けましたが、揚げたてを近くの公園とか車で食べたら最高のやつでは…
右手に春巻き、左手にビール。
くぅ〜〜〜たまらん。
おかず系の春巻きのほかに、ごま団子の春巻きとかフルーツの入った生春巻きもあったので、学校帰りに春巻きる(←そんな言葉今の若者は絶対使わないわ)ってのもありかもしれない。
商店街でコロッケとか食べながら街歩きするのってみんなの夢ですよね〜(コロナ禍の今は難しいのかもしれないけれど)
食べたのは定番の「春雨ギャラクシー」、焼きそばや海老などの具材がゴロゴロ入った「海鮮中華」、変わり種の「蓮根枝豆ツナマヨ」。
生春巻きは「エビ」と「コンビーフ」。袋から開けた後の写真がなくてごめんなさいね。
どれもとっっても美味しい!!
皮はパリパリ、具はゴロゴロ。
気になるお値段はおひとつ250円前後。サイズ的に1人2本くらい食べることを考えると、普段のおかずにしてはちょっと高めかも…?いやしかしめちゃくちゃ立地いいし、上述の作る手間を考えればです。ワンハンドスイーツの代表・クレープも今や1つ700円とかする時代ですしね。
ちなみにこちらのお店では障がい者の方も調理補助やパッケージ製作等で働いているそうですよ。昔そういうところはザ・作業所的な雰囲気のところが多かったように感じましたが、今はもうその垣根を越えているような気がしますね。
ハルマキギャラクシーのお店は、お洒落なうえに近未来的な雰囲気すら感じられて、お店のブランディングがバッチリ決まってます!
☆こちらも素敵なお店でした。
北24条商店街、楽しいなあ〜。
こういう商店街、末長く続いてほしい。
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HARUMAKI GALAXY
札幌市北23条西4丁目2-30