6月、学校が再開しました。
子どもよりも親の方が待ち望んでいたであろう給食も再開しましたが、コロナウィルス感染対策のため、皆前向いたままおしゃべりせず黙って食べるルールなんだそうです。
給食ってお友達とワイワイしながらご飯を食べる、学校生活でもっとも楽しい時間じゃあないですか。クラスのふとし君がいっぱいおかわりして、お調子者が鼻から牛乳出してこその給食じゃあないですか。
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私が中2の時、小池百合子さんのような厳しくも優しい(??)初老の女性が担任だったんですけど、給食時間は近くの友人と喋ろうものなら
「そこ静かに」
とピシャリと叱られるので、我々は隣のクラスから聞こえてくる賑やかな声を耳に、静まりかえった教室で皆前を向いて黙々と食べていたんですよね。
さながら監獄だなと嘆きつつ、多感な年頃でしたから、しんとした教室で私はなるべく音が出ないよう、ラーメンは外国人のようにもすもすと口へ押し込み、音の出やすいきゅうりなんかはほぼ丸のまま飲み込んだものです。
おかげで全然美味しくなくて、給食時間は苦痛でしかありませんでした。
が、今思えば私がおひとりさまを気兼ねなく出来るのは当時の監獄スタイルがあったからなのかもしれません。
小学校に入学したばかりの我が子は、給食とは前を向いて食べるスタイルがスタンダードなものと認識している様子。
これは将来、ラーメンでも焼肉でも「おひとりさま」で行ける世代になりそうだ。頼もしいことじゃないか。
そうやって前向きに生きていくんだぞ。
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POROKI COFFEE
(ポロキコーヒー)
北34条エリア、「麺屋みならい」というラーメン屋さんの跡地(みならいを卒業したということだろうか?←前向き)に2019年9月にオープン新しいカフェです。
北大通りに面していて、前を通る度にカフェの完成を楽しみにしていたんですけど、2020年5月にようやく初訪問(テイクアウト)してきました。
お店自体こじんまりとしていて、マスターもベスト着てるようなお洒落な雰囲気(←ベスト=お洒落という認識)、さらにテーブル席の椅子はカリモクと、ハイパーお洒落大人空間で小さい子連れは厳しそうと思って指をくわえて見ていたところ、
今回緊急事態宣言が出されたことにより、これまでのコーヒーだけでなくスイーツのテイクアウトが出来るようになったと聞いて行ってきたというわけです。
頼んだのは、
いつものブレンド300円
いちじくとくるみのパウンドケーキ300円
バスクチーズケーキ400円
やっすーい!
コーヒーとスイーツ2点付いて、しかも持ち帰り容器に入って税込1,000円ってなかなか破格じゃあないですか?
スイーツはマスターのお手製。ここのバスクチーズケーキが美味しいと評判で、札幌のグルメ情報誌ポロコにも掲載されるほど。
そのバスクチーズケーキは、表面の焦げ感がキャラメルのような香ばしさで好きなやつ。チーズケーキ部分は若干のざらつき感を残したしっとり食感で、これぞバスクといった感じでした。甘さも程よくて美味しい。
いちじくとくるみのパウンドケーキは、いちじくのつぶつぶ感とくるみのごろごろ感が楽しくて美味しい。パウンドケーキを口に入れて咀嚼して飲み込む間際にコーヒーを流し込むマリアージュ。よいなよいな。
スイーツは日替わり?気まぐれで一日2〜3種類ほど並びますが、インスタグラムを見ているとどのスイーツもとっても美味しそう!プリンが持ち帰られないのが残念です。
いつものブレンドは、コクがあってまろやかな苦みで美味しかったです(とはいえ次回いつものブレンドとしていつもでないブレンドを出されても気づかないと思う、安定して違いの分からない女)。
噂によるとマスターはとても気さくで話しやすいとのことでしたが、緊急事態宣言中の状況下で気を遣ってくださったのか、ほぼ無言の接客でした。
ただ、黙っていてもマスクをしていてもにじみ出るお人柄よ。ベストから放たれるオーラよ。お店から出る時コーヒーを2つ両手に持った私に対して、それはそれはスマートにドアを開けてくださいました。当たり前のことなのかもしれないけれど、その手慣れた所作からただならぬ紳士であることが伺い知れました。
そんなポロキコーヒー、ウェブ上では今のところあまり情報が出回っていないけれど、インスタグラムでは気さくなマスターと美味しいスイーツが楽しめるカフェとして大変人気です。
今まで入れ替わりの激しかった立地ですので、地域に愛されるカフェとして末長く続きますように。
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POROKI COFFEE
札幌市北区北34条西4丁目2-13
専用駐車場はありませんが、北34条駅近なので近隣にコインパーキングがいくつかあります。
☆まだまだ盛り上がれ麻生スイーツ!