休日の朝、カップに紅茶のティーバッグを入れお湯をそそいでいたらふと、大学時代の友人T君のことを思い出しました。
T君は、金髪コワモテB系ファッションと、それだけで近寄りがたい雰囲気なのに、さらに人見知りな性格ゆえに無愛想で言葉足らずなのでなにかと勘違いされやすいのですが、
本当は家族想いで、友達想いで、子どもが大好きな心優しい青年です。
そんなT君の家に私と友人2人で遊びに行った時のこと。
アパート一階のシンプルなワンルーム。我々がちゃぶ台を囲むように座っていたところに、T君は「お茶入れるね」と言って湯呑み茶碗4客と緑茶のティーバッグ1個をお盆に乗せて登場し、そしてさもありなんといった風に茶碗にお湯を注ぎ、1個のティーバッグを順番に淹れ、我々に出してくれたのでした。
…確かにT君は苦学生でした。
でもT君自身のお茶は最後に挿れていたせいでただの色付き白湯のようだったし、そもそも大学生の男の家に4人分の湯呑み茶碗があるって普通に育ち良くない…?T君はきっとあたたかい家庭で育ったんだなぁとしみじみした思い出。
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そんな回想をしながら私は紅茶のティーバッグを取り出しスプーンに乗せ、さもありなんと糸をぐるぐる巻いてティーバッグを絞りました。
横で見ていたオット「えっ絞るの?」
わたし「えっ絞らないの?」
オット「えっ?」
わたし「えっ?」
私のはただ育ちが悪いやつでした。
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ペンネンノルデ
支笏湖温泉郷にあるマフィンとコーヒーのお店。「ペンネンノルデ」というお店の名前がとても印象的だなと思っていたら宮沢賢治の作品からとったのですね。
宮沢賢治といえば世界観が独特すぎて銀河鉄道の夜なんかは特段意味不明なんですけど、宮沢賢治の作品の登場人物のネーミングって秀逸ですよね。ジョバンニにカンパネルラ。グスコーブドリ、クラムボン、ゴーシュ、ペンネンノルデ。およそ100年の時を超えて米津玄師がカンパネルラァ!って歌っているんですから当時からするとかなり前衛的だったんじゃないかと思います。
そんなペンネンノルデのマフィン詰め合わせをお取り寄せしました。
お店のお任せ6個入りで2,250円、送料は北海道内で795円です。箱に綺麗すっぽりシンデレラフィット!
早速いただいたのは、
ハスカップとクリームチーズのマフィン。
ハスカップの色が鮮やかで綺麗!
マフィンは卵・乳製品不使用で、そのかわりにココナッツミルクや豆乳などが使用されています。確かに全体的な感じは、
こちらで食べたヴィーガンスイーツと似てる!
マフィン自体は表面がぺたっとしていて、かなり蒸しパンに近い食感。原料に膨張剤って書いてあるのでベーキングパウダーか重曹を使っているようで、特有の風味があります。
小ぶりだけどしっとりずっしりしていて一個で結構お腹にたまります〜。
これは黒ごまおさつあんこ。
あんこが甘さ控えめですっきりしている分、さつまいもの自然な甘さが引き立ちます。ごまのぷちぷち食感も楽しい。
これはなんだったかなぁ〜
かぼちゃのクランブルマフィンだったかな?
具材は卵、乳製品を使っているそうなので、このクランブル部分はバターを使用していると思われます。乳製品の偉大さを感じる。
こちら、桃とゴルゴンゾーラのマフィン。
ゴルゴンゾーラの主張が強いので、これはかなり好き嫌いがわかれると思います。
とんねるずの食わず嫌い王でもレバーと同じくくらいゴルゴンゾーラはよく出ていましたもんね。
コーヒーと合わせていますが、多分ワインがよく合うんじゃないかと思います。
あとは写真にはないんですけど、生姜が入ったマフィンがあって、それは衝撃的に生姜で、岩下の新生姜をはじめて食べた時のことを思い出したくらいです。
ただ、個人的には今回食べた6種類のなかでは、その生姜のマフィンが1番好みだったなぁ!自分では絶対選ばないけれど、こういう詰め合わせだからこその出会いがある。だからお任せとか詰め合わせとか福袋とか好きよ。
今回私が注目した以外にも、ペンネンノルデのお取り寄せはマフィンのほか自家焙煎珈琲豆、パン、パウンドケーキなど、その時々で色々なセットがあります。
お店は支笏湖畔にあるので、マフィンとコーヒーもってゆったり支笏湖眺めることもできるそう。いいなあ。癒されたい。旅に行きたい。
ちなみにペンネンノルデのマフィンは道南ブロガーのうみさんのブログでも紹介されていますので、合わせて見てみてくださいね。
北海道のお店のお取り寄せ記事もたくさんアップされています。
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ペンネンノルデ
北海道千歳市支笏湖温泉番外地