ふるさと納税、我が家には「いちご枠」があります。子どもがいちご狂だからです。
2018年、
2019年と、
いずれも九州の市町村に寄付していたのですが、「北海道を応援したい」「道内産の方がより新鮮なんでないかい(そだねー)」という思いから2020年は北海道浦河町のいちごにしてみました。
2020年末にかけこみで申し込んで2021年1月末に届きました。それを2022年に書いております。
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浦河町は札幌からえりも岬の方に向かって高速でおよそ2時間半のあたりにあります。西は太平洋、東は日高山脈に囲まれ山海の幸に恵まれたまちです。
個人的な感想を言えば浦河町=地震が多いというイメージしかなかったのですが、最近のウマ娘ブームもあって、浦河町といえば競走馬という方もいるかもしれません。
何しろ浦河町の人口は12,000人、浦河町の馬口(ばこう?)は3,000頭ですから、平たく言えば4人家族につき一頭の馬を飼っているという計算になります。
そんな地震と馬のまち(?)浦河町、実はいちごのまちでもあったんですね。なんでも2014年に夏いちごの生産日本一となったのだとか。
本来いちごは涼しい時期に栽培されるため、夏暑い本州はどうしても生産量が減って、特に加工用いちごは輸入物に頼らざるを得なかったんだそう。輸入物でもケーキ屋さんなどに需要はあるから、夏いちごの市場価格は冬いちごの倍近くになるんですって。
そこに目をつけたのが浦河町。冷涼な夏の気候を生かし、2003年より美味しい夏いちご作りをはじめます。行政と農家と専門家がタッグを組み、北海道内外から新規就農者を受け入れながら改良を重ねました。
当初は4件の農家から始まったこの夏いちごプロジェクト、いまやいちご農家は46件にも増え、全国最大の夏いちご産地になったそう。これもうカンブリア宮殿じゃないですか。すごいぞ浦河町、さっき地震のまちとかいってごめんなさいね。
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今回届いた浦河町のいちごは、うらかわ菅農園さんのもの。菅農園さんは札幌に夜パフェ専門店「ベリーベリークレイジー」も展開しています。すすきのの〆といえばもはやパフェが定番になっていますものね。目の付け所がすごい!がっちりマンデってる。
12月末の段階でいくつか品種はありましたが、選んだのはやよいひめ。どんな品種なのかなと同封のパンフレットをみる。
ええとやよいひめは…
冬〜春のいちご?
夏いちごじゃないんか〜い(ずこー)
いやあ、ブログって楽しいですね!
夏いちごの品種は、すずあかねだそうですよ。しかしどうせこれらのいちごの9割は子ども達の胃袋は入ってしまうからいいのです。輸入物のいちごは全然美味しくなかったけど国産のいちごはどこのでも美味しいから。
いちごは一粒一粒、ふわふわの梱包材に包まれるように並んで入っています。スーパーで並んでいるやつと扱いが違う、デパートで並ぶ貴族のいちご。
1日1パック、私とオットは一粒ずつ、残りは子ども達へ。
ひょいパク、ひょいパクと食べる子ども達を横目に、一粒のいちごをありがたーーーくいただく。
うまい😋
赤く色付き、きれいな円錐のかたちでサイズは大きめのやよいひめ。ヘタの部分の葉っぱも他の品種と比べて大きいような。果肉はかためでシャキッとしています(なので日持ちもする)。甘味と酸味のバランスがちょうどよくって、食べた後味もすっきりしている。このいちごも美味しいなあ!
浦河町もそうですが、北海道各地で栽培されているいちご。
「北海道米はうまい」みたいに、いつかは「北海道産いちごはおいしい」というふうになって、いつでも道産いちごがスーパーに並ぶようになったら嬉しいなあなんて、大事な一粒を味わいながら思いました。
いちご農家さん、頑張ってくださ〜い!
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うらかわ菅農園
北海道浦河郡浦河町向別441-1