今年のお正月は密を避け、家でひたすら子どもとマリオカートをやって過ごしました。
マリオカートといえば、スーパーファミコンで発売された初代をそこそこやっていましたが、ニンテンドースイッチで発売されているマリオカート8はなんと自動運転アシスト機能付き。何も押さなくても勝手にアクセル踏まれているし、道から脱線しようとしても勝手にハンドルが動いて正しい通行帯に戻してくれるんです。
試しに2歳児にコントローラーを渡してみたら普通にゴールできていました。赤子の手をひねるように、赤子が手をひねるだけで出来る運転。
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マリオカートって、道から落っこちてジュゲムにコインを取られてこそのゲームじゃないですか。だから私達は道を外さないように何度も壁にぶつかりながら、時に近道を探しながら、時に逆走しながら走ってきたわけじゃないですか、人生という名のコースを(キリッ
一方で現代のマリオカートときたらなんだ。やることといえば車体のカスタマイズとアイテムボタンを押すだけじゃないか。ぬるい。ぬるすぎる。上げ膳据え膳、至れり尽くせり、ゆとり世代のマリオカート。時代だね、こんなんビリでもアイテムの使い所次第でいくらでも挽回できるわ、イージーイージー…
って余裕ぶっこいてたらレインボーロードで落ちまくってどんじりのげっぱになりました。
やっぱりそう簡単ではないか。疾走感爽快感は残しつつ、緩急ある難易度。人生楽ありゃ苦もあるさ。めちゃくちゃ楽しい。
※自動運転アシスト機能は設定でオフになります
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焼菓子ガブリ
札幌市から車で1時間ほど、新篠津村にある人気の焼菓子店。
もともとは行商だった焼菓子ガブリ。ゴルフで使うリヤカーをリメイクし、手作りの焼菓子を並べ時間にして4時間、距離にして10km札幌の街をぶらぶらしていたんだそう。
…やばない?
しかも「いつどこで買えるか分からないのが行商の面白さ」「その土地その時々の出会いを大切にしたい」からと、その日出店する場所はあえて予告しないんだそう。
…本格的にやばない?
マツコが言うところの「富裕層のお戯れ」?
そんなお金に余裕があるわけでもなくやってるのであれば、バイタリティあふれているというか、冒険心がすごいというか。人生謳歌してるというか。これはもう焼菓子界のナオトインティライミといって過言ではないでしょう。
そんな菓子行商・ガブリインティライミはそのお菓子の美味しさと斬新な売り方で次々とファンを増やしていきます。そしてついに2020年3月、クラウドファンディングで集まった資金を元に新篠津村にて店舗を構えました。すごいなもう。オバサンついていけないよ。
焼菓子ガブリの営業は週末のみ、しかも11時〜17時の営業(一体どうやって生活しているのだろうか…)。
美味しいお菓子を求めて全道各地からお客さんが来るそうですが、何せ冬の北海道、何せ雪の新篠津。なかなか買いに行けないのでお取り寄せしてみました。
素敵〜♡
なんだかんだグダグダ言ってごめんなさい。ただただめちゃくちゃ素敵です。
この世界観、伝わるでしょうか。このどんぐりのロゴも可愛いし箱の色もいい。ショップカードと機関紙的なものも味があります。
なんでも店主はデザイン会社出身だということもあってか、お店自体も童話の中から飛び出したような世界観なんだそう。
デザイン会社から焼菓子行商への転職…波瀾万丈が過ぎるぜ!
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さて、この詰め合わせセットはその時々によって中身が変わります。私がゲットした時のものは、
全粒粉スコーン、レモンケーキ、アメリカンクッキー、スノーボールクッキー、へんなかおクッキー、あと他にクッキー2種類。送料入れて3,000円くらいでした。
人気店ゆえにすぐ売り切れてしまうガブリのお菓子BOX。
この日オンラインショップは17時から販売開始していて、17時40分頃見てみたらまだ2種類お菓子BOXが残っていたんです。「やったラッキー」と思っていたらすぐ一方のお菓子BOXが在庫切れになったので、私も慌ててポチり。日によっては数分で売り切れるなんてことも!
(中身のアップ)
看板商品のへんなかおクッキー。
これは私が大好きなアーモンドプードルがたっぷり練り込まれたさっくさくのクッキー生地に、ナッツで描かれたへんなかお。ゆるい。けど美味しい。
スコーンはひとつトースターで温めたら、焼き立てのような香りに吸い寄せられたオットに食べられてしまったので、私も一つ。素朴で優しい味。ほんとに甘さ控えめなので、はちみつやジャムが合うなあ(バターで食べた)
レモンケーキは超しっとり。レモンすら優しい。小ぶりなのでなんぼでもいける。
大きなアメリカンクッキーはシナモン香ってスパイシー!これは本場の味(行ったことないけれど)。
スノーボールクッキーはさくほろの食感がたまらない。
あと他のクッキーも美味しかった←他のクッキーの扱い雑ゥ!
ひととおり食べてみて、人気店なのが分かる気がします。
街のケーキ屋さんのような都会的で洗練されたスイーツというよりかは、素朴で親しみやすいおやつ(でも味は本格的!)って感じ。そして原材料はほとんど北海道産のものを使っているのも素晴らしいし、何よりそのブランディング。これはもう真似しようとしても真似できない世界観だ。
行商から始めて後に店舗を構え、お店はお客さんがひっきりなしで、オンラインショップはオープンしてすぐに売り切れる…
やっぱりやばくないですか。
いつかカンブリア宮殿かがっちりマンデーで取り上げられて全国区の焼菓子屋さんになってしまうかもしれません。
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焼菓子ガブリ
北海道石狩郡新篠津村第37線南11番地
ホームページも素敵です。
☆新篠津村の美味しいジェラート屋さん。