つい先日、ふと思い立って新潮文庫の100冊に手を出してみました。
新潮文庫の100冊とは、新潮社が「この夏読みたい本、読んで欲しい本」を100冊選定して売り出す夏のキャンペーンのこと。
角川文庫はカドフェス、集英社文庫はナツイチという名で同様のキャンペーンを行なっていて、フジロック、ライジングサンが陽キャ達の夏フェスと呼ばれるのに対比して、これら文庫フェアは陰キャ達の夏フェスと呼ばれています(?)
新潮文庫の100冊といえば、昔は2冊買うとオマケでYonda?君(という名のパンダのキャラクター)ストラップがもらえたので、高校生の私はそれ目当てで本を買ったものでした。しかし紙の書籍離れが進んだ昨今、携帯ストラップがベッキーと共に過去のものとなった昨今、オマケは一冊だけ買えばその場でもらえる(チンケな)しおりになっていました。時代よなあ。
ついでに言えば、新潮文庫ではこれ以外に文庫本についている応募券を集めるともれなくグッズがもらえるキャンペーンをやっていたんですよね。当時図書局員だった私は30枚とかでもらえる文豪の顔が文字盤になった腕時計が欲しくて、積読(つんどく)を増やしながら少しずつ応募券を貯めていたらいきなり、
新潮社「このキャンペーンやめまぁす」
とか言い出して絶望した思い出。
あの時積んだ本はまだ積まれたまま。本もブログも積む一方だなぁ。
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シハチ鮮魚店
2019年7月、北24条エリアに新しくオープンした鮮魚店。
北24条エリアには八百屋の路面店が沢山ありますが、路面の鮮魚店なんてとても珍しいですよね。しかもこの度1周年を迎えたということでとてもおめでたい㊗️
お店に入るとすぐ新鮮なお魚がずらりと並んでいます。本当にランチなんかやってるんだろうかという疑念を抱きつつ、強いハートでグググっと奥まで進み「ランチなんですけど…」と伝えると席まで案内してくれます。
ランチタイムのメニューはさすが鮮魚店、海鮮丼一択。私が頼んだのはサーモンいくら丼980円(値段変わっているかも?)。
盛れてる〜
「映える」という言葉の少し前に「盛れてる」なんて言葉が流行りましたが、これは盛れて映える海鮮丼←ああ美しい日本語はどこへやら
どんぶりではなくお茶碗に、あふれんばかりのサーモンを巻いてドン!巻いてドン!いくらをこれでもカッ!
ドン!カッ!ドン!のお祭り騒ぎの海鮮ドンです。ご飯が見えないので、ネタを小皿によけてからいただきます。
卓上には醤油が2種類、あっさりめの昆布醤油とこってりめの九州醤油が置いてあります。お好みでどうぞというので食べ比べてみると、これが全然違う!
どちらかというと昆布醤油の方が普段使い慣れている醤油に近いかなという感じ。
それに対する九州醤油が、
こ・い・い!
お醤油自体、とろんと濃厚、舐めると甘塩っぱくてとっても美味しい〜。九州の人ってこんな美味しい醤油でお刺身食べているのかしら?うらやまし。
このお醤油単体で食べたい、いや舐めたい。これに卵かけご飯とか、バター醤油ご飯にしたら最高だろうと思って、醤油売ってたら買って帰ろうかと頭をよぎったほど、ドタイプの醤油。
とろっとろの醤油に、とろっとろのサーモンを這わせてあむり。いくらがぷちっ。
100コンボだドン!
お好みで胡麻やネギをかけたり、プラス100円で注文できるキンキの出し汁をかけてお茶漬けにしたりと、色々な食べ方があるのも楽しい!
私は色々試したけれど、やっぱり九州醤油の味が1番だったなぁ。
オットが頼んだ日替わり丼880円。
どんぶりの上に花が咲いてるわぁ!
なんか2種類くらいの魚の名前言っていたけれど、耳に馴染みのない名前で聞き直さなかったから、なんの魚か分からず。それでもオットは美味しい美味しい言って食べていたから良かったと思いました。
ちなみにメニューは海鮮丼しかないので、生のお魚が食べられない乳幼児にはなかなか厳しいかもしれません。
(といいつつ、私は当時1歳半の子どもを事前に家でお腹いっぱいにさせてから連れてきました。)
でも私が訪問した時にはまだ離乳食始まっていないだろう赤ちゃん連れがベビーカーを席に横付けしていました。要するに行ける人は行けるということですね(なんやねん)
なんらかの理由で行けないわという方は、テイクアウトも可能です。
ただし、テイクアウトには例の醤油がついていません。つけてくれたら嬉しいのになあ〜。
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シハチ鮮魚店
札幌市北区北24条西2丁目1-13 ベアーズ24
専用駐車場はないので、近くのコインパーキングに停めましょう。
地下鉄からなら歩いてすぐです!
☆札幌市街地の美味しい海鮮丼。