冷凍いちごが余っていたので、いちごジャムを作りました。
私が子どもの頃、母が時々いちごジャムを作ってくれました。学校から帰って家に入るとふわっと香るいちごの甘酸っぱいにおい。母が昼から煮込むものといえばおでんかいちごジャムくらいなもので、おでんはハズレでしたがいちごジャムは大当たりでした。
☆おでんがハズレだった思い出
手作りいちごジャムの1番美味しい瞬間は、ジャムがまだ固まる前の、アツアツトロトロの一口。味見として母がスプーンでひとすくいして私に食べさせてくれた一口、それが本当に美味しかったんだよなあ!
特にうちは裕福ではなかったのでいちごジャムといえばあの紙カップに入ったもの…
これをいつもうっすーーく塗って食べていたので、その一口は格別の味でした。
…と、いちごから出てくるアクをひたすらスプーンですくいながら物思いに耽っていたところ、そうだ、あの一口を存分に堪能しようと思い立ちました。
ジャムを火にかけながら食パンを4分の1に切ってトーストする。
焼けたら薄くバターを塗る。それも今回はマーガリンじゃなくて山中牧場のちょっといいバターだぞ。
バターを塗ったら鍋の火を止め、アツアツトロトロのいちごジャムをひとすくいしてパンにかける。食べる。
うまい!!
本当はパン一枚分食べたいけど、きっとこの格別の一口は、一口だからこそ。欲張ってはいけない。多分。
ーーーーーーーーーー
肉の宮崎
山鼻エリアにある精肉店。
大正4年創業、元々五番館デパートで精肉店を営んでおり、なんやかんやあって今の店舗にうつされました。
五番館って…私の中では五番館西武までの記憶しかありません。っていうかいまや札幌西武もないんですものね。
我が家からは結構遠いのですが、わざわざここに来た理由は、
揚げたてアツアツのコロッケが食べたーい!
からです。
商店街で街ブラして、もしくは学校帰りに揚げたてのコロッケ食べるって、全人類の憧れですよね。
そこで「札幌 コロッケ」検索で出てきたのが肉の宮﨑さん。揚げたてコロッケのために車をかっとばして買いに行ってきました。←街ブラは?
お店の佇まいは、レトロというか、かなり年季が入っています。私が子どもの頃はこういうお店ー店内の地面がアスファルトになっているーがよくありました。
北光市場…火事で燃えてしまったんだよなあ…
お店に入ると、正面のカウンターに精肉がずらり、ザ精肉店です。まずは左のカウンターで本日の目的であるコロッケを注文します。
ミートコロッケ、かぼちゃコロッケ、カレーコロッケ、豚キムチコロッケ、牛じゃがコロッケ、ポテトサラダコロッケ…全種類を一つずつ注文します。一個大体120円前後。
揚げてくれる間に正面カウンターでお肉も少し購入。道産若鶏もも肉がグラム80円なら十分お値打ちじゃない?既に成形されているハンバーグのタネ(一つ150円)もおかず用に買いました(写真にないけど家庭の味で美味しかった)。
プラ容器に入った揚げたてコロッケ。早速車の中で食べる!
プラ容器の上からマジックでどのコロッケか書かれている優しさ。
無作法ながら手でつまんでそのままお口へパクリ。
さくっ☆うまー!
やっぱり揚げ物って揚げたてに限りますわ。そして箸を使わず素手でいく背徳感がその美味しさを引き立てるといいますか。ソースがなくっても全然いける。むしろさくさくの衣がぺしゃぺしゃになってしまうソースなんかいらない。
コロッケは余ったら夜ご飯に…と思っていたけど、勢いのまま全部食べてしまいました。もっと買えばよかった。
全種類もれなく美味しかった中で、個人的おすすめは豚キムチ!キムチ味のコロッケ、めっちゃ合う!次来たら豚キムチコロッケを中心に打線を組もう。そして今度はメンチカツも頼んでみよう。
いいないいな、こんな精肉店が身近にあればいいな。こんな揚げたてお惣菜を提供してくれる精肉店が地下鉄駅ごとにほしいな。すすきののたい焼き屋さんみたいに、出口付近に揚げたてコロッケ売ってくれたらなあ。
ーーーーーーー
肉の宮崎
札幌市中央区南24条西9丁目1-5
駐車場はありません。