マンガ「花より男子」に出てくる藤堂静という才色兼備の令嬢が、こんなようなことを言っていました。
物事を決めることは海外でお買い物をすることと同じと考えているの チャンスを逃して買わずに日本へ帰ってきてしまったらそれは2度と手にはいらないから 人間て常にああすればよかったって考えて生きてるものだと思うの
後悔の多い日々を送ってきました。
ここは海外ではないけれど、買うチャンスを逃してしまったものがいくつもあります。
最初はマスク。
コロナが来日する前、最寄りのスーパーに山積みされていて、
「一応買っておこうかな?でも家にはまだストックがあるからいいや」
なんて思っていた1週間後、日本中からマスクが消えました。
その次はニンテンドースイッチ。
北海道独自の緊急事態宣言が解除された3月下旬、スイッチがまだお店に並んでいた頃、
「これから小学校に入学するのにゲームで遊ぶ時間なんてあるのかしら」
と買うのを踏み止まっていたら全国の学校が休校になり、スイッチも姿を消しました。
小麦粉もそう。ハンドソープもそう。
しかしハンドソープに関しては何故今頃になって消えたのかわからない。日本流行色協会が次の流行色を決めるように、日本転売ヤー協会が「よし次の品薄はこれにしよう」とでも決めているの?
次は何が品薄のターゲットになるか分からないから、買うかどうか迷ったらえいやと買うことにしよう、そうしよう。
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このご時世、いつ飲食店が潰れてしまうかわからないし、いつ自分の味覚がなくなるか分からない。後悔しないように、好きなものは食べておきたい。
じゅう奏(じゅうそう)
お好み焼きの本場、大阪出身のご主人が手がける美味しいお好み焼き屋さん。
2004年から豊平区で営業されていましたが、2017年12月に東区へ移転してきました。お店の外観は、一見するとチェーン店ぽいたたずまいですが、しっかり個人店です。
こちらのお店、豊平区時代に一度食べに行ったことがあるのですが、その時食べたお好み焼きに牛すじ・ホルモン・玉こんにゃくが入っていたんですよね。それが本場大阪のお好み焼きなのかもしれないけれど、お好み焼きといえば広島派の私個人的には「クセが強いんじゃ」と思って再訪していなかったわけです。
一方、コロナの影響で粉物のほとんどがスーパーから消えた昨今、粉モン依存症のオットの禁断症状(表現の仕方よ)が出てきてしまう前に、お好み焼きをテイクアウトすることにしました。
事前に電話で注文しておいて、出来上がったら取りに行くのがおすすめですが(時間指定も可能です)、駐車場が広いのでお店で注文して出来上がるまで車で待っているのもアリですね!
テイクアウトメニュー。
私が頼んだのは豚・イカミックス玉968円。
美味しそう〜!
生地はふんわり。お箸でちょいちょいと切っていただきます。
…!!
こんなに美味しかったっけ?
ソースは特製なのかしら、お好みソースよりもさらに甘くて、好みは分かれそうだけれど私は好みです。そしてソースと絡み合うマヨネーズの名コンビ(※マヨ抜きも出来ます)。
そして入っているイカの量がハンパない。どこをお箸でちょんぎっても飛び出してくるイカの足。お好み焼きの中でイカが大渋滞してるー
これぞまさに、
イカの三密や〜!
(いいかげんにせい←イカだけに)
もちろん豚肉も申し分ない量入っています。
昔クセが強いと感じたホルモンや牛すじは入ってなかったので、あの時食べたメニューがたまたま口に合わなかっただけでした。
1枚食べたらお腹もいっぱい。なお沢山食べたい方は大盛りもあります。
以前食べた時の記憶でだいぶハードル下がっている気もしますが、それは置いておいても、とっても美味しかったです。
そうそう、お好み焼き屋さんって大体座席に鉄板があるから、なかなか小さい子ども連れで行きにくいよなーと、お好み焼きを外で食べるのは諦めていたんですよね。だけどテイクアウトならおうちで気兼ねなく食べられるのが嬉しい!
あと、豊平区時代に行った時、お店のご主人の接客がとても丁寧で好印象だった記憶があります。関西訛りだけどガツガツしてなくて癒される〜、と当時の私のブログに記してありました(関西人=ガツガツという偏見
(当時のブログの写真)
そんなご主人と奥様が長年続けてきたお店。コロナなんかで潰れて欲しくないなー。大変でしょうけど頑張ってほしい!(…という熱い思いから緊急事態宣言出てからもう2回テイクアウトした)
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じゅう奏
札幌市東区北20条東1丁目3-1
☆潰れないでほしい美味しい粉モン屋!