2児の子育て中、常に子どもと密着24時。
食事は二女を小脇にいなしながら自分の飯をかきこむ(vs私の茶碗のご飯にヨダレ指を突っ込まれる)し、
トイレは二女を膝に乗せながらいきむ(vsトイレットペーパーをちぎって食べられる)。
足下の二女をスクリーンアウトしながら家事をする。
この攻防よ。
寝ている時は一時休戦かと思いきや、
子ども達は身体のどこか一部が私に触れていないとならんようで、
夜なんかもう、ジュディオングのように長女と二女を両袖に抱え、私が寝るのはわずか30cmほどの隙間しかありません。
少しの物音や身動きで子どもが起きないよう、じっと寝返りもせずに横たわっているので、
安田純平さんがシリアで受けた軟禁状態の話を聞いたとき「うんうん、わかるよ」とちょっと共感しちゃいました。
朝寝昼寝夜寝の計13時間はこんな感じで、
そのほかの時間はお出かけしたり、おもちゃで遊んだり、(ラジバンダリ)、
基本的に子どもとはいつでもどこでもいっしょです。
そう考えてみると、私がその拘束から完全に開放される時間は、オットが二女をお風呂に入れる5分間だけなんですよね。
その貴重な5分間、私はお風呂で濡れた自分の髪を乾かして終わりなんですが、
これをどうにかしてチョコモナカジャンボタイムにしたい。
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そんな自分へのご褒美に。
Marie Pierre(マリピエール)
札幌の有名カフェ、森彦のパティスリー。
ここで売られているケーキは森彦のカフェでもいただけますが、持ち帰っておうち森彦するのも乙ですよね。
お店のホームページには
お菓子には幸せを感じさせる力があります
アルティザンとアーティスト
この二つの仕事が垣間見れるのがこのお菓子たちのアトリエ
フランスの伝統菓子に少しのエスプリを効かせたならば
この世界に二つとないお菓子の出来上がりです
とあります。
え?なんて?
アルティザン?ドラクエの必殺技?
エスプリ?ああ、キウイ食ってアゲリシャスのアレね…?
凡人にはちょっと何言ってるのかわからない、まるでビックリマンシールの裏側に書いてあるような、逸脱した世界観。
ちなみにアルティザンはフランス語で「職人」、エスプリは「才気」の意。
そう、これ。このなんか分からないけど上等な世界観に飲まれる感じ。
これが森彦のブランディングよ。
マリピエールのケーキ、昔食べてすごく美味しくて感動して、
(写真は前のブログから。木苺のクラフティと、紅茶のシフォンケーキ)
今年の自分の誕生日ケーキはここで買うことにしました。
ちなみに去年の誕生日ケーキはここ↓
マリピエールのケーキは、フルーツを使ったきらびやかなものではないけれど、
ひとつひとつがとても美しくて洗練された印象を受けます。
インスタグラムをみると、土日限定のシマエナガのかたちをしたティラミスが人気なようですが、日曜日の昼下がりに行ったら完売したのか置いていませんでした。
そんなショーケースから、
選んだのは、りんごのシブースト。
ああ、うまい…。
中のクリーム部分がしっかり甘いから、
上のキャラメリゼの焦げた風味が合わさって絶妙なバランス。
そしてクリームの素材の味!結構卵!
もったいなくて3ミリくらいの一口で、ちみりちみりといただきました。
奥に写っているガトーショコラも一口お味見。
なまらしっとり。
ガトーショコラってフォークを入れるごとにボロボロになることが多いけど、
これはムースですか?Is this ムース?No,it isn't.ってくらいジュワッとしてる!なのに程よい重量感。
それと何よりしっかり甘い。
なるほど、森彦って珈琲屋さんだから、珈琲に合うお菓子を追求して作っているのですって。
だからケーキがしっかり甘めなのね。珈琲はブラックでちょうどいいと思いました。
誕生日なので、特別に焼き菓子も買いました。
栗のパウンドケーキと、抹茶のパウンドケーキ。
これ1つで300円くらいなので、それはそれは贅沢です。
(ティーパックの)緑茶をいれて、これまたちみりちみりと大事にいただきました。珈琲もいいけど緑茶もあいます(^^)
だけれど、個人的には焼き菓子はギフト用で自分が食べるならケーキの方がいいなあ〜。
焼き菓子は確かに美味しいけれど値段もそれなりなので、コスパを考えるとケーキの方が◎
ケーキの方が、他のお店とあまり変わらないお値段で、お値段以上のものが味わえると思います。
これはご褒美スイーツ。これぞ森彦。
(チョコモナカジャンボも大好きです)
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Marie Pierre(マリピエール)
札幌市中央区南8条西14丁目3-12
駐車場はないので、お店前にさっと停めて、さっと買いました。
[最終更新日 2020年3月25日]