何か食べつつ急いでゐる

札幌発、子育てしつつ、食べ歩きつつ。

北海道地震から1週間。

今週のお題「わが家の防災対策」

 

こんばんは。

 

9月6日未明に北海道で起きた地震のこと。

1週間経ち、ちょうど備忘録として書き記しておこうと思っていたところでした。

 

 

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その日はいつものように生後間もない赤子に添い寝していたところ、突然の揺れに驚いて目が覚めました。

 

その直後、

ブイッブイッ 地震です

 

スマホの警告音が鳴ったのですが、すでにかなり揺れていたので、その警告音がことさら恐怖心を煽ります。

とっさに横で寝ている赤子を抱きかかえました。

 

揺れが収まりNHKをつけると、住んでいるところは震度5強。

津波はないとはいえ大丈夫なの?と思っていたところで、プツンと電気とテレビが消えました。

 

真っ暗。停電だ。

でもきっと2、3時間で復旧するだろう、もう少ししたら夜明けだし大丈夫。

 

幸いなことに、水は出ました。

断水に備えてお風呂に水張っておきました。

地震により水道管のサビが混じった汚い水でしたが、トイレを流すのであれば特に問題ありません。

 

4時前。

信号が止まり警察が交通誘導するなか夫が車で出勤していきました。

 

暗闇の中、乳幼児2人を残されて不安で仕方なかったですが、

地震の揺れにも気づかなかった上の子が、呑気になぞなぞなんか出してくれて、気が紛れました。

 

星は星でも、食べられるしょっぱい星はなーに?

 

注:煮干しでも「星たべよ」でもないそうです

 

5時くらいには明るくなり外をのぞいてみると、何人もの人がぶらぶら歩いていました。

きっとテレビもつかないし、眠れないし、落ち着かないので外の様子でも見に行こうと思ったのでしょう。

 

 

5時半頃、上の子がお腹すいたと言うので、早めの朝ごはん。

出勤前に夫が近くのセブンイレブンで買ってきたロールパンを食べました。

そこのセブンイレブンは自家発電で営業していたようで、地震後間もないのにかなりの人だったそうです。

 

ご飯を食べた後は、テレビがつかないしインターネットも使えないので、子どもは退屈しました。

下の子の授乳の合間に、ひたすら上の子とレゴで遊んでいました。

 

9時になると、また子どもがお腹すいたと言うので、ガスが使えることを確認し、備蓄していたカップヌードルを食べました。

かなり早めの昼ごはんです。

 

その後も、授乳とレゴで時間をつぶしながら電気の復旧を待ちました。

 

世の中どうなっているんだろう。でもテレビがつかないし、ラジオもないから情報がない。

 

ラジオのアプリも考えましたが、貴重なスマホの電池を消耗するので辞めました。

スマホの電源が切れたら完全に孤立します。スマホの画面を暗くして、なるべく使わないようにしました。

 

とはいえ、インターネットで少しだけ震災情報を検索。

 

「数時間後に札幌市全域で断水する」などの情報をキャッチしましたが、すぐさま札幌市のHPにて、デマだと確認しました。

 

情報リテラシーは大切です。

 

が、停電については、肝心の北電のHPが全く開かず。

ツイッターでは全面的な復旧には1週間かかるとの情報が流れていました。

 

マジか。

 

夫はいつ帰ってくるか分からないし、余震も怖いしで、同じ市内の実家に身を寄せることにしました。

 

信号が機能していないので、交差点ではそろりそろりと譲り合いながら徐行運転。

途中、車同士の衝突事故現場を目撃しました。

 

 

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ここで今週のお題、防災対策ですが

 

我が家は

  • 2リットルのペットボトルのお茶を段ボールごと購入してストックしていた
  • レトルト、カップ麺、お菓子などのストックが沢山あった
  • 冷凍庫には肉や野菜などの生鮮食品、ご飯、パンを詰め込んでいた

 

地震が起こる前日、紙おむつを一袋買い足していたこともラッキーでしたし、

母乳育児とはいえ、粉ミルクのストックも沢山あったことも良かったです。

 

逆に、準備がなくて困ったものは、

ラジオとモバイルバッテリー。

懐中電灯が一つだけだったので、もう一つくらいあればさらに便利だったかもしれません。

 

また、今回断水もなく、家屋の倒壊もなかったので大きな被害はなかったですが、

とっさに逃げられるように、防災カバンを常備しておくことも考えなければなりません。

 

ちなみに、我が家は北ガスのコレモを設置していて、災害停電時でも発電し、コンセントも使えることが強みなのですが、

実際、地震時にコレモを使用していなかったため、停電時の発電は機能しませんでした。

 

コレモの発電には、あわよくば、くらいであまり期待しない方がいいかもと思いました。

 

 

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実家にはラジオがありました。

 

誰かと一緒にいること、そうでなくても人の声が聞こえるということは、とても安心できることなんだと実感しました。

 

ラジオによると、6日の夕方には電気が復旧した地域もあったようですが、

実家はまだでしたので、明るい時間に下の子をお風呂に入れました。

 

大人は数日お風呂に入らなくても、最悪水シャワーでも我慢できますが、新生児はそうもいきません。

 

鍋にお湯を沸かして、水を張ったベビーバスにお湯を入れて温度を調節しました。

 

 

夕ご飯は、冷凍ご飯を解凍しておにぎりにしてランタンの明かりで食べました。

暗いと何食べてるのか分からないからなのか、あまり美味しくなかったです。

 

19時にはついに真っ暗になり、子どもとオセロなどをして遊びましたが、次第にやることもなくなり早めに寝ました。

 

余震の度に目覚めました。

 

 

結局、電気は7日の18時半頃復旧しました。

あとで話をきくと、札幌の中ではまあまあ遅い方だったようです。

 

確かに、隣のブロックでは復旧しているのになんでウチだけ…という思いは正直ありましたが、仕方のないことです。

 

病院や公共施設などを優先にしつつ、

残り全ての世帯を平等にするなんて無理な話で、

むしろ、全道的に停電なんていう大災害なのに、作業している方も被災者なのに、1日半で復旧しただけでありがたく感謝すべきですよね。

 

ライフライン関係の方、官公庁の方、自衛隊の方(他はちょっと思いつかないんですが)みなさま、迅速な対応をありがとうございました。

 

民間の方も、利益よりも慈善的に営業されていたところも多かったと思います。助け合いの精神に感謝です。

 

 

北海道のみなさん、また頑張っていきましょう!

 

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